| ◆ 市橋容疑者の両親と「死んでくれ」と頼まれたあの日のこと、脳科学者と森繁、香取と篠山紀信のことなど・・・ | 2009.11.14 |
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市橋容疑者が逮捕されたその夜、 テレビで市橋容疑者の両親へのインタビューが ノーモザイクで流されました。 疲かれきった老いた父と母の表情、 幾夜も泣き明かしたであろう母の両の目は ハれあがってつぶれていました。 その母の顔には、こんなことを申し上げては恐縮ですが 「死相」さえ見えたものでございます。 報道陣からの容赦ない質問に対して両親は その一つ一つを丁寧に答えられておりました。 「殺人容疑者」となった息子を持った両親の 逃げも隠れもしない覚悟が見てとれました。 人格の潔さ、さえ感じたものでございます。 同じ世代の息子を持つ立場で身につまされました。 「モザイク」をかけろ!! テレビに向かって思わず大きな声を上げたもので ございます。 と、女房ドノが室に素ッ裸で飛び込んできて、 私めに向かって怒鳴りました。 「子供が隣の室で勉強しているのになにやってんのよ!!」 女房ドノは風呂場で風呂上がりの体をタオルで拭いていた最中だったので ございます。 「モザイク」なる私めの大きな声を聞いて 「亭主はついにボケて、家にまで仕事を持ち込むに至ったか」 と勘違いをしたようなのでございます。余程あわてたのでしょう、 一糸まとわずの体でございました。 家庭教育上の観点から、よそさまのご家庭で普通に使われている 「はめる、駅弁、モザイク」の三つの言葉を我が家では 禁句としております。 鮨屋が家庭の中では鮨を握らない、 例としては的を得たものではないかも知れませんが、 そんな不文律、こだわりが言葉の「三大禁句」となって エロ事を稼業としている我が家にあるのでございます。 それら禁じられていた筈の言葉が突然亭主の口から 大きな声となって放たれたのを聞いたのでございます。 女房ドノには「モザイク」は「オマ○コ」と同義語の響きを持って聞こえたので ございました。 驚きと同時に、怒りを持ったであろうことは私めには よく理解できたのでございました。 「ごめんなさい」 間髪を入れずに詫びを入れました。 「テレビがどうのこうの」の言い訳は無用でございます。 火に油を注ぐこととなる無用の言葉は一切口にすることなく 「ごめんなさい」 と言いました。この言葉にまさる消化剤が無いことを 年の差18歳の妻をめとった十六年間の結婚生活で会得しております。 「ごめんなさい」を二度繰り返しました。 「どうしたの」 中学生の息子が室から顔を出しました。 女房ドノの大きなワメキ声が聞こえたのです。 テレビの前に横たわって小さくなっている父親と その傍に素ッ裸で仁王立ちとなっている母親の姿。 息子は市橋容疑者でさえ見たことのない筈の「両親」の風景を目の前にして いかなる感想をもったでありましょうか。 「違うのよ、お母さんがお風呂に入っていたら、 大きなお父さんの声がしたの。だから 脳イッケツで倒れたんじゃないか知らん、 と思ってビックリして飛び出して来たのよ」 日頃女房ドノが頭でシミュレーションしていた 「亭主が脳イッケツで倒れたとき」 がケガの功名となりました。 女房の絶妙な咄嗟の嘘に息子が得心して、この件は落着となった次第 でございます。 さて市橋容疑者の両親の顔を「モザイク」無しで放送したテレビ局の話 でございます。 テレビ局はヒドイ、ヒドすぎる、と思います。 テレビビジネスのビジネスモデルはここにきて崩壊を見せ始めております。 テレビ局は10年先には壊滅的状態となって、 ある日突然電波消えることになるだろう、 と有力な経済アナリストの予測もございます。 凋落一途の状況が 「何をやられなければならないか、何をやってはいけないか」 を完全に分からなくしてしまっているようです。 いつもネット社会の誹謗中傷をヤリ玉に上げているクセに、 自分たちのやっている「殺人行為」になりかねない ムチャクチャな報道には一切付度する様子がないのであります。 かつて日本芸能史の汚点といわれた事件に 「克美茂の愛人殺害事件」があります。 事件後30年を経て映画を撮る機会があり、その克美茂と接点を持ちました。 そのとき克美茂の両親のうち二人の方が克美の起こした「殺人事件」を 悔いて自殺されている事実を知りました。 男性6人の不審死への関与を疑われているオカメチンコ詐欺女の母親も 今月初旬に娘への疑惑を苦にして「自殺」し亡くなられていたことが 報じられています。 父親の方もオカチメンコ詐欺女が ネットオークション詐欺で逮捕されたことを気に病み 4年前にうつ状態に陥って自殺した、といわれております。 確に市橋容疑者はトンデモナイ野郎でございます。 しかしテレビ局はその両親の顔をモザイクなしで天下にさらして、 何としようとしたのでありましょうか。 親だから、当然だ、仕方が無い。死んでも自業自得だ、 との弁証法だったのでありましょうか。 「血も涙もない人殺し野郎は、テメエたちだ!!」 声を大にして叫びたいと思います。 被害者は勿論のことでございますが、 こうした事件にあっては加害者の家族もまた 「被害者」であることは衆知の事実でございます。 いっそ死んで被害者の方にお詫びをしたい、 と死ぬことに馮りつかれてしまった傷ついた良心の持ち主が 「加害者」となった身内の方には少なくないのでございます。 それを知っていながらテレビ局の奴等は 報道に名をかりたリンチを平気で行うのでございます。 ヤクザ顔負けの、情け容赦のない追い込みをするので ございます。 こうした鬼畜の破廉恥報道によって、 これまでどれほどの数の加害者家族が血まつりに上げられ、 死に追いやられてきたでありましょうか。 モラルと自浄能力を失なったテレビ局は現代における最強の 「殺人集団」である、といっても差しつかえないので ございます。 翌日の報道からはモザイクをかけた、 とやった方が勝ちの魂胆はミエミエでございます。 テレビ局は意図的に鬼畜放送を流しておきながら なにかあると報道の自由をタテに引きこもる卑劣な輩なので ございます。 これまでは「死に至る」ことがあっても テレビ局のこうした鬼畜放送の罪を問う 加害者家族側からの声が上がることは、 ほとんどありませんでした。 今回の市橋容疑者の両親へのテレビ局のリンチにも似た「総括」は 看過されるべきものではございません。 良識ある「被害報道」にたずさわる弁護士は、 その救済に是非とも立ち上がっていただきたい、 と熱望するのでございます。 週刊現代への大相撲八百長裁判に気をよくしてでしょうか、 ホリエモン氏が今度は週刊ポストを「報道被害」にあった、 と訴えられております。 ほとんどの人達が八百長があった、と信じて疑わないのに、 大相撲側が勝った、とはまるで「裸の大様」の愚話を見ているようで、 実に面妖でございます。 そしてこのたびのホリエモン氏の「告発」でございます。 報道によれば「大阪の裏社会の人間との交流があった」 と書かれたことが「名誉を傷つけられた」、としての告訴のようで ございます。 ホリエモン氏は 「報道は事実にもとづいてあるべき」との信念の人、 であるようでございます。 ならば自からが「話題の人」であった時分、 その多くがチョウチン持ちの過大評価報道であった時期 「報道は事実にもとづいていない」と各マスコミのタイコモチ報道に 何故ナンクセをつけることをしなかったのでありましょうか。 タイコ持ちの事実とは大きくかけ離れた過大評価のヨイショ報道によって、 ホリエモン氏はビジネスでの成功を手にしてきたからでございます。 マスコミこぞってのヨイショのタイコ持ち報道こそが ホリエモン氏の「打ち出の小槌成功」の源泉だったのです。 ホリエモン氏の「報道の真実」への要求は、 実に手前勝手のご都合主義から来ているのでございます。 誰れとて人は他人のほとんどの誤解と思い込みによってその人気を得ているのだ、 のコトワザをホリエモン氏は改めて噛みしめるべきでございます。 ホリエモン氏こそ、その思い違いによって最も大きな利益を手にした 「人物」であったといっていいのでございますから。 運に見放されて天国から地獄へ真ッ逆さまに墜落している、その最中 「人殺し」以外の何を言われようともそれが浮世というもの との締観を賢者は持つべきなのでございます。 そうした「達観した心の領域」を持つしなやかさが 次なる運を引き寄せる力、となるので ございます。 「裏社会と親しかった」と書かれて、 懲役に行くことが99%約束されている身であるご自身に どんな不利益が生じた、と立証されるおつもりでしょうか。 「悪法といえども法は法である以上、守らなければならない」 のソクラテスさまの言葉は、人生のどんな局面でも 「宿命を受け入れる」いさぎよさ、 を求めてた珠玉の言葉で ございます。 30年前からドラエモンのごとき毛が三本をご披露しただけで お縄頂戴となってまいった手前どもには、よくよく納得できる ソクラテスさまのお言葉でございます。 ホリエモン氏はことのほかAVが大好きのようでございます。 そんな彼に好感を持っております。 懲役から帰られた暁には、懲役帰り由の味のある言葉を吐かれ その特異のキャラクターによって、もう一度「彼の時代」を築かれることを 期待するのでございます。 「有名税」とは「プラス」もあるし「マイナス」もあり、 「×」もあり「÷」もあるのだ、という方程式を好漢ホリエモン氏には 学ばれていただきたいのでございます。 脳科学者の茂木さまのこのたびの4億円の脱税には驚かされるやら、 うらやましいやらの複雑な気持でございます。 金額もさることながら、過去三年間でそれだけの巨額の収入がありながら 「税務申告」をまったくしていなかった、という「脳の動き」に驚かされるので ございます。 三年間歯もみがかず、顔も洗うことなく、手さえ洗わなかった 「料理人」の料理を食べさせられてきたことを知った、 行きつけの「中華料理店」の客の心境でございます。 果たして脳科学者は「不運」のどんな「方程式」によって 社会的鉄槌を喰らうことになるのでありましょうか。 けだし、見もの、でございます。 茂木先生さまの「挫折」によらず、自分自身が「逆境」に落ち入ったときに いつも思うことがございます。単純なことでアタリマエのことですが 医者に余命一ヶ月を宣告されたり、間違って人を殺して殺人犯となり 死刑となって「命を取られることになったワケじゃあるまいし」 と考えるのでございます。猪木じゃないが「元気があればなんでもできる」 のでございます。 元気さえあれば、相手がいなくとも、大好きなオナニーができる、 そう考えただけで救われるのでございます。 方々にあっては不運にみまわれることがあっても 「なーあに、殺されやしないだろう」 で強い心を持って生き抜いていただきたいのでございます。 「命が取られる」「殺される」ことがなくとも 「死んでくれ」と頼まれた経験をしたことがございます。 そしてその経験をしたことで、 弱かった自分とずい分決別することができたので ございます。 ふた昔も前のことでございます。 ある方に一千万円のお金をお借りしたことがございます。 月一割の金利の約束はキチンと返済しておりましたが、 当時の私にはなかなか元本が大きすぎて返すことができませんでした。 借りたままに、一年がたち二年がたち三年近くがたちました。 案の定と申しましょうか、月一の高利の金に手を出してしまっている状態が長く続き、 もうその頃は金利の一割もとどこおる程に資金ぐりに困窮しておりました。 あと10日まって下さい、あと一週間、と金利の支払いを 先様に待っていただくことが続きました。 実はわたくしの頭の中では、もう二年以上も月一割の金利を支払って、 元本の2倍の金を返済してきたのだ、という自負がありました。 少しぐらい待ってくれてもいいだろう、 いやそろそろチャラにしてくれてもいい筈だ、 の勝手な計算を働かしていたのです。 ある日のことでございます。 先様に呼び出しを受けました。 車に乗ってくれ、 というのでございます。 何事か知らん、と思いましたが先様と二人きりでございます。 大事に至ることはないだろう、とタカをくって車に乗りました。 車は高速道路をヒタ走りました。 群馬県に入ったところで車は高速道路を降りて一般道に入りました。 先様は東京を出たときから当方が幾度か話しかけても、 ウンとかスンでもない生返事でございます。 何か起きるに違いない、悪い予感がしてまいりました。 車の外はスッカリ陽が落ちて暗くなっていました。 闇を裂くようにヘッドライトが明るく道路を照らして 車は勢いよく、なおも走り続けるのでした。山道でした。 つづら折りの山道を走り続けること約一時間、 ようやく車は止まりました。 真ッ暗闇となっている辺りを見ると 左右がコンクリートのカタマリの中に車は停まっているのでした。 畳一枚ほどの大きな表示板が見えました。 そこには○○ダムと書かれてありました。 先様に車から降りるようにうながされました。 車から外に出るとザーッという水の音が聞こえてきます。 ダムが夜間放水をしている水の音のようです。 先様が口を開きました。 「監督、悪いけど、このダムの上から飛び降りてくれないか」 先様は人が完全に変わっていました。車のエンジンはかかったまま、 ヘッドライトも消さずに灯りがともったままです。 先様が「このダムの上から」といった視線の先を追うと、 ダムの上に張られた防護用の金網のネットが 車のヘッドライトに照らされて見えました。 要するに先様はわたくしめに、この金網のネットを飛び越えて ダムの底に向かって飛び降りろ、と申されておるのでございます。 死ね、ということでございます。 ダムの高さがどの位いあるかは判然としませんでしたが、 その金網のネットの上から飛び降りれば、間違いなく 死ぬことになるのは明らかでございます。 慌わてました。 しかし恐怖はありませんでした。 先様はその頃のわたくしより20歳ほど年長者でした。 体は小太りでしたが身長のほうも1m60足らずで 10センチ以上も当方より小男でした。 先様と比べて当方の方が体力的には勝っている、との自信がありました。 飛び道具でも持っていない限り、イザとなったら決して負けやしない、 と身構えました。すると先様が急に泣き顔となって涙を流しました。 手の甲で流れた涙を拭ったのでございます。 どうして!! 何故泣いて涙を流したんだろう、と不思議に思いました。 そして、このスキにここだ、と思って先様に声をかけました。 「社長、悪い冗談は止めて下さいよ、 いままで借りたお金の何倍ものお金を渡してきたじゃありませんか。 東京に帰ったら、滞まっていた金利はすぐ返します。 本当にアテがあるんです。嘘だと思うんだったら一緒についてきて下さい!!」 一世一代の猫ナデ声でございます。 アナルなら入れてもいいですよ、みたいな甘い声を出していたと思います。 必死でした。しかし社長は半ベソの顔のままでございます。 「違うんだって、監督、分かっているよアンタの気持。 本当だったらもう元金の方もいいよ、 ってアンタに言ったっていいと思っていたんだ。 でも他に貸していた先の人間に、二日前に夜逃げされちまったんだ。 それも少しの金じゃない、億の金をやられちまったんだ、 兄弟分と信じて20年間付き合ってきた男だ。 いまでも信じられないんだ。 家に行ってみたら女房と三人の子供も一緒にいなくなってもぬけの殻だ。 野郎は本当にフけやがったんだ。野郎に貸した金は全部俺の金じゃない。 よんどころがないところから引っ張った金だ。 待ったナシの金だ。だからアンタにここから飛び降りてもらって、 時間稼ぎをしようと思うんだ。アンタが死ねば新聞に載る。 載ればその新聞を持って先方に行って、これこれこの通り、 村西に金を貸して野郎は死んじまったから、少し時間が欲しい、 と頼めば納得はしないまでも時間をくれる筈だ、 それで時間を稼げばなんとかなる。 なんとかならなければここに来て、 アンタと同じように俺もここから飛び降りて死ぬから心配ない」 なにが心配ない、でございましょう。 ムチャクチャな話でございます。 なんで私めがその為に、 どうしてここから飛び降りなければならないんでしょう。 到底、承知できる話ではありませんでした。 どこまで芝居がかっているのか、 と疑ってみましたが、状況が状況でございます。 山奥のダムの暗闇の中で二人きりで対峙している状況下で、 考える余裕をスッカリ無くしていました。 「社長、社長が何んと言おうが絶対に私はここから飛び降りることはしませんよ。 力ずくでも、です。絶対に。でも社長がそれほど困っているんだったら、 その大金を引っぱったよんどころがない先に私を一緒に連れていって下さい。 私が金を返せないんです。悪いのは私です、って私があやまりを入れます。 社長、ね、そうしましょうよ」 先様は黙っていました。 30秒ほど経ったでしょうか。 こちらの熱意が通じたのかも知れません。 「よし、分かった、監督、一緒に行ってくれ」 と言いました。 二人の乗った車は一路、東京へ向かって疾走しました。 「一刻も早い方がいい、 今夜のうちによんどころなき先に行って話しをつけてしまおう」 ということになったのでございます。 練馬の高速道路を降りた頃でございます。 ハンドルを握って運転中だった先様が、急にこんなことを言いだしました。 「よく考えてみれば、監督が金を返さないので、返せません、じゃ赤ん坊の話になって よんどころなきところが許してくれそうには思えない、 監督、分かるだろう、先方はそんな甘ちゃんじゃないんだよ。 よし、こうしよう。俺が監督の体にヤキを入れるから、 その傷ついた体で病院に行って診断書を取ってくれ。 そしてその診断書を持って先方に見せて、 これこれこういうワケで監督を痛めつけたら、監督が診断書を取って いまから警察にかけこむ、と言っている。 それを押さえつけて「テメエが借りたことには間違いない、 ということだけ証言しろ、」と言ってここまで連れてきました。 と俺が先方に言う。それから先は先方の出かた次第だ」 これまたムシャクチャな話でございます。 が先刻の真ッ暗闇のダムでの、おぞましいやりとりが脳裏をよぎりました。 あんな思いを二度とする位いなら、なんでもやれる、 やるしかない、の心境でした。 車を走らせて代々木公園につきました。 車から降りてヤキを入れられに公園の中に入ろうとしましたら、 ホームレスのブルーテントが張られてありました。 そのテントの人の出入口とおぼしきところに、 幅15センチ長さ1メートルほどの板が立てかけてあるのを見付けました。 その板を手にとって先様に見せ 「これで背中と尻を叩いて下さい」 と云いました。 躊躇する先様にその板を無理矢理握らせました。 道具を決める権利は、やられるコチラ側にある筈でございます。 早速上半身裸となって先様に向かって背中を向け、板で叩くようにうながしました。 板が思い切り遠慮なく、背中に叩きつけられました。 バシッ、バシッと思いの外大きな音が公園の中に響きました。 痛いのなんの、「ウム・・・ムウ」脂汗が出ました。 でもあのダムの出来事を思い出して、歯を喰いしばって耐えました。 次に尻も出しました。 尻にも二発三発と先様の渾身の力を振りしぼった勢いで、板が叩きつけられました。 「コノヤロー」先様は勢いをつける為の、気合いの言葉のつもりだったのでしょう。 悪気はなかった、と思います。 が「コノヤロー」の言葉を聞いて我に帰りました。 「終わりましょう」 といってズボンを上げました。何か先様が言ったらかまうことはない、 反対にドついてやろうか、と完全に頭に血が昇っていました。 新宿にある大学病院の救急の窓口で手続きをして診断してもらいました。 診察室の鏡に映して見せた背中と尻は、水ぶくれが出きて真っ赤になっていました。 先生に暴漢に襲われたのでこれから警察に行ってきますので、 とお願いして診断書を書いてもらいました。 診断書には「全治三週間」と書かれてありました。 もう時間はすっかり深夜になっていましたが その診断書を持って先様と一緒に よんどころのなき先方のところへ向かいました。 よんどころのなき先方の連中とは渋谷にあった24時間の ファミレスで会いました。連中は五人組でした。 先様は打ち合わせの通り「この監督にやられました」ので 「こうしてヤっつけました」とことの次第を話しました。 よんどころなき連中の親玉と思われる人間が、 テーブルの上に出された診断書を見ながら 先様の話を黙って聞いていました。 しばらくして 「よっしゃ、一週間まったる」 と、親玉はこちらには目もくれず先様だけをギョロリとにらんで 席を立って店を出て行きました。 傍の先様を見ると、腕を組んで眉間にシワを寄せて目を閉じています。 疲れがドッと出ました。 朝から全く何も口に入れていませんでした。 ラーメンとチャーハンと中華丼とギョーザ二人前を頼んで 一気にたいらげたことを覚えています。 三日後、必死でかき集めた元金の一千万円と 遅れていた金利の百万円プラスαを先様に届けて、 先様との関係を終わりにしました。 二度と絶対にあのダムでのような嫌な思いをしたくない一心でした。 その後は先様とは一度も会っていません。 あのダムでのことからファミレスのことまで、 どこからどこまでが実際に本当のことだったのか、 と思い返すことがございます。 いまとなっては真相は「やぶの中」 でございます。 しかしいま思い返しても、あのダムでのことを思うとゾッとします。 生きた心地がしません。そして逆境になったときに、 あのダムでのシーンを思い出します。 たとえどんな苦しいときでも、 あのときのように「死んでくれ、」 と言われたわけじゃないんだから、 と思うと不思議と元気が湧いてくるので ございます。 「死んでくれ」と云われた経験が、 ずい分と自分を強くしてくれたのだ、 と今ではあのダムでの出来事を正直、感謝する気持にさえなっているので ございます。 森繁久弥さんがお亡くなりになりました。 「チョットだけ」「一回だけ」 とのくどきの常套文句は エロごとを仕事としている身にとって とても参考になりました。 「くどくなく、あっさりと、なにげなく」 女性をくどくためには、このことが肝要なのでございます。 これほどの人にあっても死ぬのだ、をまのあたりにすることは、 死を考える上で大いなる力となるものでございます。 父や母や祖母、義母や義祖母、義祖父、かけがえのない親友、 お世話になった叔父、叔母、恩人の印刷屋のオヤジ等々 これまで沢山の死にめぐり会ってきました。 金さん銀さんの双子の姉妹が 百歳をいくつか越えて一方に先立たれた後、 仏壇の前に手を合わせながら「死ぬのが恐い」 とつぶやいていた姿をテレビで見たことがあります。 人間はいくつになっても死ぬのが恐い、 それでいいのだと思います。 そして身近な人や世の中に出て大きな業績を残された 「偉人」の死を確認する度に、 自分のときは見苦しいザマを 極力見せることがないように、 と心を新にするので ございます。 それでも死はたえず恐しい。 そして他者の死を確認する度に、 不孫なような云い方ですが、死に脅えてジタバタする心が静まるので ございます。 あの人が死ぬんだから俺も仕方がないだろう、 と他者の死に癒されるのでございます。 他人の死には、死への恐怖を安らかにする大きな力があるので ございます。 この上もなく恥しい生き方をしているクセに、 より恥しいと感じた出来ことの二例を、ちょっとだけ。 ジャニーズの香取の兄ちゃんや三谷幸喜さまが、 ニューヨークのブロードウェイで興行を行なう、 ことがテレビで放送されておりました。 テレビのレポーターのお嬢さまが 「メジャーリーガーのようで凄い」 と喚いておりましたが、何が凄いだ、恥を知れ、 でございます。 来年は日本で凱旋公演があります、 との紹介しておりましたが魂胆は見え見えでございます。 ブロードウェイの名を借りて一山アテようとの「詐欺話」 なのでございます。 (テレビでかい間見た舞台は、悲しいかな、ヤッパリ学芸会でした。) 先頃ブロードウェイのコーラスラインに千回の挑戦の果てに 合格して張れて舞台を踏むことに成功した、身長150センチ足らずの 若い日本人女性ダンサーがおりました。 ブロードウェイとは、 そうしたたぐいまれなき才能の持主がようやくの努力の果てに 立つことを許される夢の舞台でございます。 そのアーティストの神聖な舞台であるブロードウェイをまるで 「練炭」と「睡眠導入剤」のごとく使って中身スカスカの 「詐欺舞台」商法をデッチ上げるジャニーズと三谷幸喜さまの 国辱的タッグに天罰の下る日が遠からんことを・・・・。 心あるニューヨーカーの皆さまに、 オタンコナスたちのオタメゴシが目に入ることが少なきよう、 ただただ祈るばかりでございます。 巨匠、篠山紀信に家宅捜査の手が入っております。 巨匠はどこで誰れを撮ってんだか、 でございます。 いまどき巨匠が撮るべき相手は 滝川クリステルさま以外におる筈おりませんのに、 何を血迷ったか、 でございます。 これというのも来る者拒まず、のタボハゼ商売根性がもたらした災いでございます。 ハードの技術の進歩が著しい今日、AVと同じく、写真なども もはや誰れでも撮れる、撮ってる分野のことでございます。 巨匠といえども、対象となる女優やタレントは すべて自分がスカウトしてきてクドいた相手ではございません。 ことごとく雑誌社やプロダクションがセッティングして連れて来た タレントを、相手にして撮っているだけでございます。 巨匠などと申しましても、その実体は巨匠は押すだけ、 そんな「介護」のような仕事でございます。 押すだけ、ならば巨匠の名を最大に活用したキャスティングにこそ 存在意義とその役割が求められるのでございますが、 この度の巨匠はAV女優を墓地や街に連れ出して、 御用となっております。 たいがいにしてもらいたいもので ございます。 篠山でなければトれない、のはカメラでなく 有名タレントのブラジャーやパンティーである筈でございます。 巨匠篠山の名前は有名タレントにとっては 「練炭」あるいは「睡眠導入剤」程の力をもっているのでございます。 何を手をこまねいて滝川クリステルさまを見逃しているだ、恥を知れ、 でございます。 滝川クリステルさまには 当方からはアプローチをしておりません。 滝川クリステルさまがおびえられるであろうことを 予測できるからでございます。 あの方に(私のことでございます)撮られたら必ずイカされてしまう、 それも何回も何十回も、これまでになく・・・。 そしてあんな方(私のことでございます)にイカされて何回も イッてしまう自分を世間さまに知られるのは二度恥しい、 死ぬほど辛い、との観測から拒まられることは明きらかだから でございます。 ただ押すだけ、の介護のごとき指先使いの巨匠でありながら、 臆病にもその虚名をもって滝川クリステルさまに挑むことを 回避するは恥知らず、裏切り者でございます。 「一回だけ、ちょっとだけ」の故人の教えに学び 「押すだけだから」の自分の思いを吐露して、 是非にも滝川クリステルさまをムいていただきたいので ございます 巨匠篠山、滝川クリステルさまを、アンタの責任でなんとかなさい!! |